瀬戸内海の鯛が美味しい理由!!

瀬戸内海の鯛が美味しい理由は!!
鯛は、日本中で水揚げされるが、この瀬戸内海のものが日本一、いや世界一であるともいわれる。その天然真鯛の姿は、色などから、また、七福神の恵比寿様が釣り上げる御目出度い魚でもあり、古くから縁起の良い魚の代名詞的な存在とされてきました。お祝いの席や慶弔事には、欠かせなく、私たち日本人にとって,とに角、なじみの深い魚の一つです。日本全国に広く生息する天然真鯛ですが、特に瀬戸内海には良質の真鯛が多く生息、昔から、鯛漁業も盛んなのです。「美味しい餌を存分に食べ、しかもよく運動して、筋肉の発達した魚が鯛で一番美味しい.」と漁師たちは言います。
この瀬戸内海は、世界的にも稀な、美味しい魚が育つ良い環境の海なのです。

・地形的には、瀬戸内海は、湾や灘といわれる広い部分が、瀬戸[瀬戸とは狭戸〈セト〉、迫戸〈セト〉、端戸〈セト〉であり]、陸地が迫り、急流をなす狭い海峡(潮流の速い海峡として、来島海峡、宮の窪瀬、明石海峡、鳴門海峡、明石海峡、豊予海峡、関門海峡など)と呼ばれる狭い水路で連結された複雑な構造をもつ多島海である。
平均の水深は約38mであるが、全体傾向としては、東へ行くほど浅くなっている。瀬戸と呼ばれる水路は強力な潮流により、海底部が大きく浸食されており、深いところは、水深が454mに達している。

・強い潮流については、瀬戸内海は潮の干満の差が多きことで知られている。これは奥に行くほどに顕著になり、最深部の遂灘周辺では、干満の差が2m以上~4mにもなる。このため、瀬戸内海の潮流は、きわめて強く、場所によっては海底部分の養分が、常に巻き上げられて、植物性プランクトンの生息を促しているものと考えられている。豊富な植物性プランクトンは、動物性プランクトンを育み、それは美味しそうな小魚や貝類を、エビ・カニ類を育む。瀬戸内海の閉じられた生態系で食物連鎖の頂点に立つのは、真鯛などの限られた魚類。彼らは美味しい餌などを存分に食べ、速い潮の流れに揉まれて、たくましく育っているのであるから、脂肪分のない筋肉の引き締まった身を付けて美味しく育っていく。ここで育った真鯛の美味しいのは当然である。上記に挙げた海峡においては、潮流の速さは、10ノット(18.5km)に達する。まるで河のように流れている。「瀬戸内海は、その名の通り、瀬戸により、食物連鎖の頂点に立つ真鯛などの魚介類が育まれる素晴らしい海なのである」・・・・・・・・・・・・・フリー百科事典Wikipediaと愛媛大学研究論文の沿岸環境科学センター発行による「瀬戸内海の魚介類を育む海の仕組み」を参考資料として作成しました。