「このわた」は漢字では「海鼠腸」と書かれ、「このわた」はウニ・からすみと並び、 日本三大珍味と称される「高級食材」です.海鼠(なまこ)からほんの少しだけ取れる 腸を塩で漬け込んで熟成させます。「なまこ」の腸の塩辛は、日本独特の珍味として 「延喜式」(905)に記事が出ています。宮中でも珍重されていたそうです.瀬戸内海産 のこのわたは、江戸中期に、瀬戸内備前藩主「池田公」に献上され、「この世の珍味なり」 と賞賛され、高級珍昧として名を広めました。1体の「なまこ」からごく少量しかとれず、 値打ちは宝石並といわれています。
お召し上がり方としては、少量を茶碗に入れて熱燗の酒を注いでいただくと風昧豊な 「このわた酒」が出来ます。先ずは、これをお楽しみ下さい!これは、藩内や大奥宮中 において、特に珍重されていたといわれています。又温かいご飯に添えても美昧しく頂け ます。この食べ方は、強精栄養食としてご病弱の方や産後の女性方にも万葉の時代より お奨めされていたそうです。
